園での生活を見てみよう!

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園長だより 生活発表会2日間終わる  2月22日

1年の集大成である「生活発表会」が2日間で行われました。

本園の保育の軸でもある「身振り表現」は、1学期は自然の季節で動くものを対象に存分に遊びます。

例えば・・・子どもたちが大好きなダンゴ虫やアリや蝶々。園庭に出ると子どもたちは植木鉢や草をかき分けて

ジーっと見て観察しています。そこで子どもたちは多くの発見をしてその先には自分が見た虫たちは、

「今こんなことしたね~!」「〇〇って言ってたよ!」と溢れんばかりの気持ちを

遊びや発見で終わらず、お部屋に戻って担任とクラスのお友だちと一緒に対話をしたり、

身振りで僕がみた〇〇はこんなんだったよ!私のはこんなんだよ!と身体いっぱい使って表現します。

この時間は、みんなが認めてもらえるとても大切な時間になるのです。

この小さな積み重ねが、だんだん子どもたちの心の中に「思える心」を育て

2学期になると落ち葉やどんぐりといった動かない物を対象に保育が進んでいきます。

落ち葉でもヒラヒラ舞って落ちる葉っぱやサーッと落ちる葉っぱなど様々です。

毎日の自然のちょっとした変化に気づける子どもたちに育っていくと、身振りを見ていても本当の葉っぱに見えて

くるのです。そして、3学期になるとお話の力を借りて想像の世界で遊びます。

台本も何もないところからの始まりです。担任は何度も何度も本を読み返し、その情景やその時の心情を

深く読みこんでいきます。形だけを追ったお芝居ごっこにならないように、ひとつひとつ丁寧に遊んでいきます。

その遊びはホールの練習に入ると使わない所も多いのですが、この遊びこそが話を組み立てていく時に

とても大切なのです。

そして、お話の世界で存分に遊び自分たちのお芝居ごっこを作っていくのです。

発表会当日は、それぞれのクラスカラーがあらわれていました。年少さんは、担任の先生の語りや支えがあって

その安心感の中でお芝居ごっこの楽しさを味わうことができました。

年中さんになるとみんな一緒にこの世界を楽しみ、担任も子どもの様子を見てナレーションを入れ支える姿も

印象的でした。セリフもしっかり言えるようにもなりました。

年長さんになると自分たちで作り上げていく姿とお互いに支え合う姿に終始感動しっぱなしでした。

衣装もないですが、子どもたちの身振りだけで全て伝わってくるのです。子どもたちの表現に一瞬息をのんでしまうことも。

最後のエンディングの曲では涙腺崩壊です。担任とクラスの子どもたちでひとつの物を創り上げる中で遊びこむことこそが

子どもたちの心を育てていくのでしょうね。子どもたちに毎年大きな感動をありがとう!と伝えたいです。

最後になりましたが、2日間の生活発表会にお越しいただきありがとうございました。