園での生活を見てみよう!

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園長だより「子どもの体力低下」

スポーツ庁が発表した2019年度の全国体力調査の結果によれば、小5男子は
2008年度の調査開始以来、最低となったそうです。この調査は全国の小5と
中2を対象に、握力、上体お越し、反復横跳び、50m走、ソフトボール投げ、
長座体前屈などをして体力を測定するもので、昨年度まで小中とも女子は5年連続
で上昇、男子は横ばいでしたが、今年度はいずれも低下しました。 この原因を
スポーツ庁では、テレビやゲーム、スマートフォンの画面を見る「スクリーンタイム」
の増加と、それに伴う運動時間の減少などが背景にあるとみています。

小5男子の平日の「スクリーンタイム」は、6割の児童が2時間以上であり、
5時間以上の子も15%もいました。 実は、この子どもの体力低下は1985年頃
からと言われています。私が子どもの頃(1960年代)は、家の隣近所に同じ年頃
の子どもがたくさんいて、また車の来る心配のない空き地があり、本当によく外で
遊びました。本来子どもは身体を動かして遊ぶことで、多様な動きを経験するととも
に体力・運動能力を獲得していきますが、社会環境や生活様式の変化が、それらを
妨げることになりました。このことについて言えば、幼児期の子どもたちも同じですが、
幼児期の子どもたちには、もう一つ運動量を左右する要素があります。それは生活習慣です。

子どもの発育発達研究の中で、活動的な生活により体力の向上した子どもにおいては、
朝食摂取や就寝時間が良好であることが分かったそうです。 規則正しい生活習慣は、
子どもの運動能力にもプラスになるという話です。
私はこれからも、「早寝、早起き、朝ごはん、朝うんち」を事ある毎に子どもたちに
言い続けますので、ご家庭でも是非宜しくお願い致します。