
10月20日、PTA主催の「ひばりカフェ」が幼稚園のホールで開催されました。
年に2回開催されるこのひばりカフェ。今回、本部役員さん、学級委員、副委員長さんたちと何度も話し合いを重ねながら、子育てを頑張っておられるパパやママに、少しでも何かお役に立てる時間にしたいという思いで準備を進めてきました。
「どなたをお招きすれば、皆さんに喜んでいただけるだろう……」
そんなふうに思案していたところ、役員さんのお一人から「とても素敵な方がいらっしゃるの~!」とご紹介いただいたのが、畠山織恵さんでした。
お子さんが重度の脳性麻痺を抱えて生まれてこられ、数えきれないほどの試練を乗り越えてこられた織恵さん。
そのお話を伺う前から、きっとたくさんの思いを抱え、歩んでこられた方なのだろうと感じていました。
当日、正門でお迎えした織恵さんは、とても素敵な笑顔! そして、こちらの話を本当に気持ちよく聞いてくださる方でした。
「人と人との出会いにおいて、第一印象ってとても大切だなぁ」と、そんなことまで感じさせていただきました。
そして、いよいよ講演会が始まりました。
マイクをぎゅっと握り、一呼吸おかれたあと、一人ひとりに問いかけるようにお話しされたその瞬間……。
私の中から、何かがぐわぁーっと込み上げてきて、涙、涙。
そこからは、自分自身の子育てと重ね合わせる自分がいました。
人には言わなかったけれど、心の奥ではずっと感じていたこと。それを、織恵さんが代わりに言葉にしてくださったような気がして、
もう涙腺崩壊でした。
でも、織恵さんの本当に素敵なところは、ただつらかった経験を語られるのではなく、
「起こったことには、必ず意味がある」という思いを、ご自身の経験から見いだされた気づきとともに、前向きに伝えてくださること。
その言葉や姿から、悲しみや苦しみさえも、人を動かす大きなエネルギーに変えていけるのだと感じました。
参加された保護者の皆さんも、涙、涙……。
1時間弱の講演でしたが、正直なところ「もっともっとお話を聞かせていただきたい!」と思うほど、あっという間の時間でした。
講演後には、保護者の皆さんが3人ずつグループになり、3分ほどのディスカッションの時間が設けられました。
実は、始まる前は「この短い時間には、どんな意味があるのだろう?」と思っていた私。
ところが、ディスカッションが始まると、あれほど涙を流されていた皆さんが、それぞれに自分の思いを語り始めたのです。
その勢い、そのエネルギーに、私は圧倒されてしまいました。
心の中にしまっていた思いを言葉にすること。誰かに聞いてもらうこと。そして、誰かの思いに触れること。
きっと、そうした時間にも大切な意味があるのですね。
「浄化」という言葉がぴったりなのかわかりませんが、自分も頑張ってみようと思えたり、
これから起こることにも、きっと何か意味があるのだとしたら、できる限り前向きに受け止められる自分でありたいと思えたり……。
それは、講演を聞いた私自身の、飾らない正直な気持ちです。
子育てをしていると、思いどおりにいかないことも、誰にも言えない気持ちを抱えることもあります。
そんなとき、少し立ち止まって、自分の気持ちを見つめたり、誰かと分かち合ったりすることが、
また一歩前に進む力になるのかもしれません。
今回のひばりカフェは、私にとっても、たくさんの気づきとエネルギーをいただいた、忘れられない時間となりました。
素敵なご縁をつないでくださった役員の皆さん、そして心に響くお話を届けてくださった畠山織恵さん
本当にありがとうございました。
またこのようなご縁があれば、今度はもっとたくさんの方に、織恵さんのお話を聞いていただきたいなぁと思います。
子育てを頑張るパパやママが、少し心を軽くして、また明日からの毎日を歩んでいけるように。
そんなつながりを、これからも大切にしていきたいと思います。