園での生活を見てみよう!

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園長だより「いじりといじめ」

先月は、「家族の作文コンクール」で小学校2年生の卒園児が特選に選ばれたと
この園長だよりで紹介しましたが、今度は宝塚市人権・同和教育協議会が発行して
いる冊子の「芽生え」12月号に、中山台幼稚園の卒園児で、小学校6年生の
女子児童が2020年度の「ハーとん じんけん作品賞」の作文の部で最優秀賞を
取った作文が掲載されていました。

その中の一節を紹介しますと、「いじめはダメだけど、いじりなら・・・という考え
からいじめは始まってしまうと思います。つまり、いじりといじめは一緒ということです。
いじめになりそうだという事にいち早く気づいたら、いじりを受けている人の気持ち
にいち早く気づいたら、いじめに発展することを止めることができると思いました。
そして、自分のまわりを見直してみようと思いました。気づいていないところで、
いじめられている人がいたら、自分から手をさしのべてあげようと思います。」

この児童は「いじり」に傷つけられた経験からこの作文を書いたようですが、
着眼点が素晴らしく、文章もしっかりしていて感心をしました。いじられキャラと
いう言葉があります。いじられている側が傷ついているかいないか、その見分け
は大変難しいので、いじっている側に悪意がなくても、「いじり」が「いじめ」に
発展していくことはよくあることと思われます。私は毎年の卒園式で人をいじめる人
には絶対になってほいくないことを話しています、幼稚園児に「いじり」のことを
理解してもらうことは難しいですが、「いじめ」がよくないことはこれからも話し
続けようと思っています。