今の季節は幼稚園の園庭の木々は、見渡す限り色鮮やかな緑でとても綺麗です。
チューリップの花に集まるミツバチを見て、子どもはお部屋に戻るとミツバチになって、お部屋一面に咲いているかのように元気に飛び回る子どもたち。
そしてツバメ、ダンゴムシ、ザリガニなど・・・沢山の生き物が育っています。親ツバメの可愛い話声や子ツバメが餌を求めて鳴く仕草は、少し私たち人間の親子関係に似ているところもありホッコリしますね。きっと巣の中にいる子ツバメも色々な性格の子がいるんだろうなぁと思いながら、毎日巣を見上げています♪
4月末に作った「ザリガニの池」には2匹のザリガニが最初過ごしていました。その後2匹のザリガニがやってきて池に入れたのですが・・・なかなか縄張り?が厳しいのか戦いに負けてしまい、後に入れた2匹のザリガニは死んでしまいました。同じ池で過ごしているメダカは、スイスイ気持ちよさそうに泳ぎうまく共存しているようです。
一番身近な虫では、ダンゴムシでしょうか。ダンゴムシは、どんな所に住んでいるのかな?沢山穴が空いた落ち葉を見つけると「ダンゴムシが食べたんちゃう?!」と可愛いつぶやきが聞こえてきました。また、プランターを持ち上げた時にいたウジャウジャのダンゴムシに大興奮する子どもの眼の輝きは、素敵ですね♪
毎日見ている景色に同じものはなく、毎日新しい気づきが子どもたちの中にあったり、自然を通して心が開放され心が躍動してくるこの一瞬一瞬の時間を大切にしていきたいと思います。そして子どもたちがその日、心にとまった事を絵画では自由に表現していきます。本園は絵画も子どもたちの主体性を大切にしていますので、教えて描かせる絵画ではありません。どの絵を見ても味があって面白く感心します(^^)/
この幼児期に自己を表現できる楽しさ、共感できる幸せ、みんな違っていいを、存分に感じて心の大きな子どもたちでいてほしい。そしてそれを見守る大人が大きな心でありたいと思うのです。