園での生活を見てみよう!

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園での生活を見てみよう!
園での生活を見てみよう!

園長だより「体験活動が子どもの成長にいい影響を及ぼします。」

文科省が2001年に生まれた子どもとその保護者を18年間追跡した調査データが
先日発表されました。その調査結果によると、小学生の頃に自然体験(キャンプ・
山登り・川遊びなど)、社会体験(農業体験・職業体験・ボランティア)、文化体験
(動植物園や美術館見学・音楽鑑賞・スポーツ観戦)や読書、お手伝いを多くして
いた子どもは、その後、高校生の時に自尊感情や外向性、精神的な回復力といった
項目の得点が高くなる傾向が見られたそうです。また、異年齢の人とよく遊んだり、
自然の場所や空き地・路地でよく遊んだ経験のある高校生も同様の傾向が見られました。
さらに、このことは家庭の経済状況に関わらず、良い影響が見られたそうです。

私事で恐縮ですが、私が子どもの頃に住んでいたところは、自然が多く毎日のように
野山を駆け回っていました。また家の前の路地で、異年齢の近所の子と三角ベースの
草野球をよくしていました。だから今の私があるという自慢話では決してありませんが、
もしあの頃にもテレビゲームがあり、毎日家の中でゲーム三昧にしていたら、性格が
変わっていたように思います。

自然が子どもを育てるとはよく言われることですが、上記のことは幼児期の子どもたち
にも当てはまることです。幼稚園でも自然と接する機会を大切にして、いろいろな体験
をして「生きる力」を身に付けて小学校に上がってほしいと思います。