園での生活を見てみよう!

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園長だより「生きる力を身に着ける教育とは」

中山五月台中学校から送られて来た「学校通信5月号」に、裏地校長先生が新学習指導要領
で重視されている「生きる力」のことについて書かれていました。非常に分かり易く解説され
ていましたので、校長先生のご了解をいただき紹介させていただきます。

以下、校長先生が書かれた原文のままです。
『令和3年4月から中学校において新しい「学習指導要領」がスタートしています。学校教育
を通して「生きる力」を身に着けさせる学習です。(中略)今回の「生きる力」はゆとり教育
から詰め込み教育への転嫁ではありません。自分で考えたり、友達と考えたり、議論したり
しながら学習していくことです。決して「暗記する」だけの学習ではないということです。
例えば英語の単語のテストで英語を書く問題があります。以前は1月=(January)10月
=(October)12月=(December)と( )に記入します。これは「暗記」です。
しかしこれからは「お正月」=(  )ハローウィン=(  )クリスマス=(  )と
いった問題に月の名前の単語を記入するといった問題も出てきます。今までに得た知識を
生かす問題です。また国語ではディベートを取り入れる。理科の実験の前に結果をみんなで
話し合う(仮説)といったこともあります。学校で得た知識を将来にわたり活用して生きて
いける生徒を育成していくことが「生きる力」といえます。』

単に先生が話したこと、教科書に書いたことを覚えるだけでなく、自分で考える習慣を
身に着けさせることを目指した教育への転換は非常に重要なことと思います。この
「生きる力」を幼児教育に照らして考えてみると、自分で考える前段階として出来るだけ
人の手を借りず、自分でする習慣を身に着けることが大切だと思います。子どもが何か
する前についつい親が手を出してしまうことがよくあると思いますが、このことが
子どもの成長の妨げになることを常に自覚しておく必要があるように思います。