園での生活を見てみよう!

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園長だより「劇と劇遊びの違い―①」

2月17日、18日の「生活発表会」に向けた練習も徐々に活気を帯びて来ました。
中山台幼稚園の「生活発表会」は「劇遊び」をします。「劇遊び」と言っても普通の
「劇」とどこが違うのか?クラス便りでも「生活発表会」のことを紹介していますが、
初めての保護者の方にはピンとこないかと思います。

  

私事で恐縮ですが、私は子どもの頃、乗り物が大好きで、よく家にあった回転する椅子
をひっくり返し、回転する脚の部分をバスのハンドルに見立て、さらに普通の椅子も
ひっくり返し、脚の1本をシフトレバーにして、バスの運転手さんになったつもりで、
バスから見える景色や停留所を頭の中に描きながら、1人で遊んでいた記憶があります。

幼い頃の私が一人悦に入って遊んでいた「バスの運転手さんごっこ」は、「電車ごっこ」
や「ママごと」と同じ「ごっこ遊び」です。この空想の世界で遊ぶ「ごっこ遊び」は、
幼児期の子どもたちの成長にとって、大変良いことと言われています。「生活発表会」
でする「劇遊び」もこの「ごっこ遊び」の延長にあるものです。

 

今回の園長だよりのタイトルから少々横道にそれますが、何故、「ごっこ遊び」が
いいのか?について説明しますと、「ごっこ遊び」は、大人のしぐさや言葉のまねを
する想像から始まり,次第に、自分独自の物語や役割などを生み出すため創造力を身に
付けていきます。また、「ごっこ遊び」の中でその場面や役に合わせた言葉を話すこと
になりますので、言葉に対する感覚や語彙を豊かにします。さらに、お友達とする
「ごっこ遊び」は、それぞれのイメージを相手に分かるように表現し、共通のストー
リーやルールを作り、人とのつながりを学ぶ機会になります。

ということで、「ごっこ遊び」は幼児期の子どもの成長過程の中で非常に大事な遊びです。
そしてその延長にある「劇遊び」も、さらにその元のなっている「表現遊び(身振り表現)」
も子どもの育ちには大変良い保育と言われています。この話の続きは、次回の「園長だより」
にしたいと思います。