園での生活を見てみよう!

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園長だより 「大縄跳びの副産物」

先週に引き続き大縄跳びの話です。毎年この時期になると大縄跳びが流行ります。例年参加者のほとんどが
年長組の園児ですが、今年は数は少ないですが年中組の園児もチャレンジしに来ます。ほかの子が跳ぶのを
そばで見ていて、「楽しそうだけど難しそう、とても自分には跳べそうにない」と躊躇する子がいますが、
私がなかば強引に誘い、1回でも跳べると「出来た!出来た!上手!上手!」と大いに褒めます。
すると自分の力で跳べたという自信と楽しさで毎日参加するようになります。そしてそのうちにコツをつかん
で連続して跳べるようになります。 

運動の大切さは今さら説明する必要もないですが、運動をしないことの弊害は健康や体力面のことのみならず、
運動が苦手という自信の喪失から友達付き合いも悪くなっていくという指摘もあります。
何事もおいても人には得手、不得手がありますが、大縄跳びしていてわかることは、運動が苦手な子でも
何回かしているうちにある程度は上手くなって自信もついて来ることです。大事なことは最初の取っ掛かりです。
そのためには機会をつくり、上手に誘導し、できれば大いに褒め、できなくてももう少しでできるよと
インカレッジし、自信を持たせることだと思います。 

余談ですが、日本の男子体操界のホープ、白井健三選手がプロ野球の始球式に出て、まともにボールが投げ
れなかったことがあったそうです。いくら運動能力に優れた選手でも、練習をしなければ上手くいかない
こともあるということです。そして逆もまた真なりです。