子育ての最終的な目標とは
私事で恐縮ですが、私には32歳になる一人息子がおります。すでに結婚し今年子供も生まれました。私は親として息子に唯一期待していたことは、親から自立して生活することでしたので、これを達成したうえ、孫までつくってくれたので100点満点と思っています。
それで思うのですが、子育ての最終的な目標は、雛が成長しやがて巣立つように、子どもが学業を終え、親から自立することではないでしょうか。
幼稚園への入園は、親からの自立に向けたまさに大きな第一歩です。
子どもにふさわしい生活環境の中で、人や自然や幼稚園という社会に関わって、主体的に活動することを学び、自立心を養うのも幼稚園の重要な役割です。
話がだいぶ横道に逸れますが、「自立」に関連しての話です。
ジョン・F・ケネディ大統領の有名な就任演説の中に、「米国民の同胞の皆さん、あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい」という一節があります。
自立や自助を説くと同時に、現在の日本でも横行している義務を伴わない権利の主張の戒めにもなる言葉ではないでしょうか。