■ にんじんとごぼうとだいこん ■~楽しかった「動く保育室」も冬休みします~
12月のはじめ 園の庭の木には まだ銀杏の黄色が残っていました。でも今は隣の桜の木と同じです。
(写真:学園旗、銀杏、甲山を背に横断歩道で迎えるS職員)
寒風にさらされる旗の下、今日も「おはよ!」「眠たそぅ!遅かったの?」「・・!」と出迎えていたら いきなり「先生、何でにんじんは赤いか?」と聞かれました。私は「うぅーん」と呻るだけでした。が その子は 今朝バスの中で聞いた(日本昔話の)「にんじんとごぼうとだいこん」の続きを私に話してくれた事が分かりました。 翌朝私は、「お部屋へまっしぐら」に急ぐ子を追っかけては「にんじんは・・?」「ごぼうは・・?」「だいこんは・・?」と畳み掛けました。「わからなーぃ」の子に「ごぼうは ろくろくお風呂に入らず、その上 どろんこの中で転んでしまったので ま~っくろけ・・」と得意げに読み聞かせ?てしまいました。迷惑そうにしながらも立ち止まってくれた子もいました。(有り難う!ごめんね)。
そんなことより何よりも この年の瀬になって私が最高に嬉しかった事は 4月以来目指していた「動く保育室」快適中山台号がもう既に実現していたことです。バスの先生の努力の姿と成果を目の前にできたことです。朝のバスでは「一休さん」「かちかち山」「・・・・」などのお話、「サンタが町にやってくる」「サンタじいさん」「・・・」の歌、帰りは「なぞなぞ大会」や「うたのにわ」で 明るく楽しい「通園バス」に成っていました。 そこには 逞しくなった子ども達が乗っていました。
さて 先週「クリスマス音楽会」が終わり、玄関のポインセチアが迎えてくれるのもあと数日になりました。芋掘り・栗拾いの遠足や末広公園往きなどに大活躍してくれたバスも もうすぐ冬休み、室内を飾った「ブーツ」もまもなくお役目終了となります。
園の毎日、園の行事など総てに渡ってご理解と応援を頂いた保護者の皆様、そして今日まで 常に温かく見守って頂いた地域の皆様、本当に有り難う御座いました。来るべき亥年も 子どもの視点にたった「最善の幼稚園」を目指し真っ直ぐ進みます。引き続き ご支援を宜しくお願い致します。