園での生活を見てみよう!

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園長だより「躾について」

福井県で中学2年生の男子生徒が、宿題の提出遅れや生徒会活動の準備の遅れなどを理由に、
担任や副担任の先生から繰り返し叱責を受けたことが原因で、自らの命を絶つという事件がありました。
 

こんな人の命に係わる痛ましい話ではないですが、躾のつもりが行き過ぎることが理解できますか?
という質問に対し、約3分の2の保護者が「理解できる」と答えたという調査があります。
「理解できない」という人でも「行き過ぎを心配するあまり、躾が全くできないのも困る」、
「言葉で説得することが出来ない時にはどうしたら」といった声があります。
 

このことに対し育児情報誌「miku」の編集長をされている高祖常子氏によると、子どもの上に立って
コントロールするのではなく、「子どもが自分で考えて行動できるようにサポートすること」が
大切で、親もストレスがあって完璧にはできませんが、きちんと向き合うことで、子どもは大事に
されたと感じられる。それが子どもの自立につながっていくとのことです。
 

幼児の話ではないですが、子どもを非行から立ち直らせることが出来る先生は、子どもの上に立って
いるのではなく横に立っている先生。そんなイメージがあります。躾とは根気のいる、一朝一夕では
できないもの。長い目を持つことが一番大事であるように思います。