園での生活を見てみよう!

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園長だより 「茂木健一郎氏の子育て論」

この夏休みに、脳学者で有名な茂木健一郎氏が書かれた「5歳までにやっておきたい 本当にかしこい
脳の育て方」という本を読みました。

ごく簡単に要約しますと、嬉しいことや楽しいことがある時に、脳内で「ドーパミン」という神経伝達
物資が分泌されます。この「ドーパミン」が出れば出るほど人間は物事に対して意欲が高まり、何事に
おいても積極的に取り組めるようになるので、幼児期の子どもたちに出来るだけ多く「ドーパミン」が
出る環境をつくることが大事ということでした。

この茂木先生の本に限らず、幼児期の子どもの育て方について書かれた本に共通しているのは、子ども
たちが楽しいと感じる体験をより多くつくることであるとしています。保育の世界でも、子どもたちが
夢中になって遊ぶこと(遊び込むこと)が一番重要だと言われています。実際、子どもたちは遊びの中で、
身体を動かすことのみならず心や感覚も動かして、いろいろなことに興味を持ち、好奇心を芽生えさせます。

幼稚園では、子どもたちの知的好奇心を育てるために、興味や関心を持ち、見つける、気づく、考える、
試すことができる環境をつくることに努めていますが、是非、ご家庭でもお子様が自由に伸び伸びと遊
べる機会が持てるように、また、お子様の不思議だと思う発見や驚きに共感をしていただければと思います。