園での生活を見てみよう!

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園長だより 「躾について考える」

今年5月に北海道の山中であった小学2年生の男の子が置き去りにされたニュースを聞かれて、
改めて「躾」の難しさを感じられた方も多いかと思います。新聞に掲載されていたものですが、
育児情報誌の編集長が語っていた「躾」についての話が参考になるものでしたのでそのまま紹介します。 

『働く女性向けのサイト上で、「躾」のつもりが行き過ぎるということが理解出来ますか?との
問い掛けに対し、約67%の保護者が「理解できる」と答えました。「理解できない」という人も
「行き過ぎを心配するあまり、「躾」は全く出来ないのも困る」、「言葉で説得することが出来ない
時にはどうしたら」といった声がありました。 

「躾」とは何でしょうか。「やってはいけないことを教える」「人に迷惑を掛けない」などと聞きますが、
私(編集長)は「子どもが自分で考えて行動できるようにサポートすることと考えています。「躾」が
行き過ぎて子どもが危険な目に遭ったり、暴力を振ったりすることは「躾」ではなく「罰」です。
「罰」は子どもが言うことを聞かないと、「叩き方が甘いのか」「数が足りないのか」エスカレート
する傾向があります。 

子どもの「上」に立ってコントロールするのではなく、「横」に立って、気持ちを受け止め応援する。
疲れて眠いのか、親の気を引きたいだけなのか・・・。親もストレスがあって完璧にはできませんが、
きちんと向き合うことで、子どもは大事にされていると感じられる。それが子どものたちの自立に
つながっていくと思います。』 

先日の「ひばりカフェ」で「子どもの可能性を如何に伸ばすか」をテーマに講演していただいた
大森先生の話でも、子どもが親から大事にされていると感じることが一番重要なことであると
話されていました。子どもであれ大人であれ、存在を認められ、子どもであれば大事にされている
と感じ、大人であれば重んじられていると感じれば、単純な話になりますが、悪い行いはしない
ように思います。